埼玉県で不動産担保ローンを利用する前に知っておきたい注意点
不動産担保ローンは、土地や建物を担保にしてお金を借りることができる便利な融資方法です。
しかし、埼玉県内にも悪質な業者が存在しており、大切な不動産を失ってしまう被害が発生しています。
特に初めて利用される方は、どのような点に気をつければよいのか分からないことも多いでしょう。
貸金業を営むためには、財務局長または都道府県知事の登録を受けることが法律で義務付けられています。
この登録を受けていない業者は、いわゆる「闇金」と呼ばれる違法業者です。
正規の登録を受けた業者であれば、登録番号を持っており、公的機関で確認することができます。
埼玉県で不動産担保ローンを検討している方が安心して利用できるよう、悪質業者を見分けるための具体的な確認方法をお伝えしていきます。
正規の貸金業者かどうかを確認する方法
貸金業者が正規の登録を受けているかどうかは、公的機関で確認することができます。
埼玉県知事登録の業者であれば「埼玉県庁の公式サイト」で、財務局長登録の業者であれば「金融庁の登録貸金業者情報検索サービス」で調べることができます。
登録番号は「埼玉県知事(○)第○○○○○号」や「関東財務局長(○)第○○○○○号」という形式で表示されています。
カッコ内の数字は登録の更新回数を示しており、この数字が大きいほど長く営業を続けている業者ということになります。
登録番号を確認する際の注意点
悪質業者の中には、実在する正規業者の登録番号を無断で使用していることがあります。
登録番号を確認したら、その業者の所在地や代表者名も併せて確認することが大切です。
公的機関の検索結果と、業者が提示している情報が一致しているかどうかを必ずチェックしてください。
ココに注意
登録番号を偽装している業者も存在します。番号だけでなく、業者名・所在地・代表者名が公式情報と一致しているか必ず確認しましょう。
悪質業者がよく使う手口を知っておく
悪質な業者は、お金に困っている方の心理につけ込んで近づいてきます。
どのような手口があるのかを事前に知っておくことで、被害を未然に防ぐことができます。
審査なし・即日融資を強調する業者
「審査なしで融資します」「即日で現金をお渡しします」といった甘い言葉で勧誘してくる業者には注意が必要です。
正規の貸金業者であれば、返済能力の確認など適切な審査を行うことが法律で義務付けられています。
審査を行わないということは、法律を守っていない可能性が高いと考えられます。
相場よりも高額な融資を提示する業者
不動産の評価額に対して、相場よりも明らかに高い金額を融資すると提示してくる業者にも警戒が必要です。
このような業者は、返済が滞った際に不動産を安く買い叩くことを目的としている場合があります。
複数の業者から見積もりを取り、相場を把握しておくことが大切です。
契約を急がせる業者
「本日中に契約しないと融資できません」「他の方も検討しているので早く決めてください」など、契約を急がせるような言動をする業者には注意してください。
正規の業者であれば、契約内容をしっかり確認する時間を設けてくれます。
焦って契約してしまうと、後から不利な条件に気づいても取り返しがつかなくなることがあります。
契約書の内容は必ず持ち帰って確認し、不明な点があれば質問してから契約するようにしましょう。家族や信頼できる方に相談することも大切です。
個人間での不動産担保の貸し借りに潜む危険
インターネット上の掲示板やSNSなどで、個人間での不動産担保融資を持ちかけられることがあります。
「業者を通さないので手数料がかからない」「柔軟に対応できる」といった言葉で誘われることがありますが、これは非常に危険です。
個人間の取引であっても、反復継続して貸付を行う場合は貸金業の登録が必要です。
登録なく貸付を行っている個人は違法であり、法外な利息を請求されたり、不動産を不当に奪われたりする被害が発生しています。
埼玉県の闇金業者や悪質業者についてはこちらで説明しています。
契約前に確認すべき重要なポイント
不動産担保ローンを契約する前には、いくつかの重要なポイントを確認しておく必要があります。
これらを事前にチェックしておくことで、悪質業者による被害を防ぐことができます。
- 登録番号が公的機関で確認できるか
- 金利が法定上限(年15〜20%)を超えていないか
- 契約書の内容が口頭での説明と一致しているか
- 返済計画に無理がないか
- 不明な手数料や費用が含まれていないか
特に金利については、利息制限法で上限が定められています。
元本が10万円未満の場合は年20%、10万円以上100万円未満の場合は年18%、100万円以上の場合は年15%が上限です。
これを超える金利を請求する業者は違法ですので、絶対に契約しないでください。
ココがポイント
契約書は必ず控えを受け取り、大切に保管しておきましょう。後からトラブルになった際の証拠になります。
困ったときや不安なときの相談先
悪質業者の被害に遭ってしまった場合や、契約前に不安を感じた場合は、一人で悩まずに公的機関に相談することが大切です。
埼玉県内には、貸金業者に関する相談を受け付けている窓口があります。
埼玉県知事登録の業者に関する相談は、埼玉県金融課貸金業担当で受け付けています。
また、財務局長登録の業者については関東財務局金融監督第5課が相談窓口となっています。
どちらに相談すればよいか分からない場合でも、まずは連絡してみてください。
被害に遭ってしまった場合や、脅迫などを受けている場合は、「埼玉県貸金業者相談窓口」に相談することができます。
警察への相談が必要な場合は、けいさつ総合相談センター(#9110)でも対応してもらえます。
悪質業者からの取り立てや脅迫を受けている場合は、すぐに警察や弁護士に相談してください。一人で対応しようとせず、必ず専門の窓口に助けを求めましょう。
埼玉県で不動産担保ローンを利用する際は、正規の登録業者であることを必ず確認し、契約内容を十分に理解してから手続きを進めてください。
少しでも怪しいと感じたら、契約を急がず、公的機関に相談することで被害を防ぐことができます。
大切な不動産を守るために、慎重に業者を選ぶことが何よりも重要です。